Swift の String(文字列)の基本と String Interpolation

ここでは Swift の String(文字列)の基本的なことと String Interpolation(文字列補間)についてご説明します。

Swift の String(文字列)を生成する

Swift では、次のようにダブルクォート(")で囲まれた文字を文字列とみなします。

String 型の変数や定数を作りたい時は次のようにできます。

var s1 = "String 型の変数"
let s2 = "String 型の定数"

上の方法は 1 行で文字列を定義する時に使う方法で、文字列を複数行で定義したい時は 3 つのダブルクォートの行で文字を囲みます。

let s = """
こうすると、
複数行で文字列を
定義することができます。
"""
print(s)

実行結果は次のようになります。

こうすると、
複数行で文字列を
定義することができます。

Swift の String(文字列)が空っぽかどうかを確認する

Swift の String(文字列)が空っぽかどうかを確認するには、String の isEmpty プロパティが使えます。

var s = ""
print(s.isEmpty)

s = "Test"
print(s.isEmpty)

実行結果は次のようになり、文字列が空の時は isEmpty プロパティが true を返しています。

true
false

Swift の String(文字列)の文字数を取得する

Swift の String(文字列)の文字数を取得するには、String の count プロパティが使えます。

var s = ""
print(s.count)

s = "Test"
print(s.count)

s = "😊"
print(s.count)

実行結果は次のようになり、それぞれ s の文字数が print されています。

0
4
1

文字によっては一文字であっても「長さ」は文字コードによって違ってくる可能性があります。

そんな時は、String の unicodeScalars、utf8、utf16 プロパティで、それぞれの文字コードに変換された値を取得してから、それに対して count プロパティを使うことで確認できます。

let s = "😊"
print(s.count)
print(s.unicodeScalars.count)
print(s.utf8.count)
print(s.utf16.count)

実行結果は次のようになります。

1
1
4
2

Swift の String Interpolation(文字列補間)

Swift の String Interpolation(文字列補間)を使うと、簡単に変数などの式から文字列を生成することができます。

文字列リテラル、変数、式などを組み合わせて文字列生成する時に便利で、Swift でプログラミングする際に良く使われます。


文字列リテラルの中に変数などの式を入れる時は \( ) でかこみます。

let name = "Yuka"
let s1 = "Hello, \(name)!"
print(s1)

let value = 5
let s2 = "\(value) + 2 は \(value + 2) です。"
print(s2)

実行結果は次のようになり、\( ) で囲まれた変数などの式が評価されて文字列に変換されています。

Hello, Yuka!
5 + 2 は 7 です。

以上、Swift の String(文字列)の基本的なことと String Interpolation(文字列補間)についてご説明しました。

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